修理・メンテナンス

ヤンマートラクターRS300のエアコン修理(秋田県横手市)

春に買取しておりましたキャビン付トラクター、エアコンの調子が悪く冷えない状態でした。
買取時確認しましたが、その日は気温が低く 冷えが悪い?冷えない?と感じながら修理覚悟で購入しました。
キャビン付のトラクターの場合、エアコンが効かないと夏場は高温となり、ビニールハウスの中にいるような状態になります。

一般的にエアコン修理費は高く、もしコンプレッサーを取り換えるならば、数十万円と高額になり農機具買取&販売業としては、一番頭の痛い故障です。
一向にキャビンが付かないトラクターの方が、エアコンでのトラブルが無い訳で気が楽です。
また、冷えない理由は数か所あり、大手の農機具メーカーでも、見込みであっちこっち直してから修理完了となり、結果的に高額請求されるパターンもあります。
修理が複雑なので、最初から専門業者に任せる修理店もあり、私も今回知り合いの電装屋さんに見て頂きました。

故障個所は、「エアコンサーモアンプ」との事で、先ずはそちらを交換します。
それでもダメな場合は次の部品の交換になります。

メーカーに確認しました所、まだ部品が確保できるとの事で一安心しましたが、税込み51,040円!どう見ても5,000円位の部品ですが、余りにも高く
涙が出ます。(年式の古い部品を調達する場合、価格が高くなる仕組みです)

部品の入荷後、早速交換です。
サーモアンプは露出しているのですが、センサー部が内部に入っておりますので、冷却器上部を外し交換になります。
その前にサーモアンプだけ交換してみます。
「カチッ」と音が鳴りコンプレッサーの動作が確認できました。
こちらを交換するだけで直りそうです。

(画面中央の黒い部品、何度も言いますが、税込み51,040円のサーモアンプです)

交換後コンプレッサー付近は冷たくなってきました。
もちろん、室内も冷気が出て来ました。
風量が弱いので、フィルター清掃も行い そちらも改善できました。

やはりエアコンの効かないキャビンのトラクターですと、お話しになりません。

これで販売可能です。

ありがとうございました。



-修理・メンテナンス