農機具買取チラシを入れてから2日後にご連絡を頂きまして、日中は他のお客様との約束があり、その日の夕方見積に伺って参りました。
ヤンマーのFシリーズは1983年に製造を始まり、1987年に終了しております。
ですので、約40年位まえのタイプです。
当時大人気で売れた機種であり、私の昨年の買取の中では クボタLシリーズに次いで2番手の買取機種だと思います。
もちろん、今でも現役で使われている方が多いです。
主な仕様は
主変速3段 副変速3速 深耕制御自動 倍速付 PTO3段 ロータリーはRSB1401ですので1.4m ロータリー機構はサイドドライブです。
最近のトラクターはコンパクトと軽量化になっておりますが、40年も前ですので18馬力の割に車体が大きく鉄板も厚く頑丈な作りです。
バッテリーが弱っておりましたが、補助無しでエンジン始動出来ました。
オイルや水漏れは無いのですが、燃料が少し漏れる症状がありまして、燃料パイプに亀裂があり滲むように漏れを確認しました。
(燃料の滲むような漏れがありますが、エンジン自体はキレイです)
以前外国人が来て、「〇〇万で買う」と言われたそうで、お客様はその金額が頭にありました。
ただ、部品の供給も止まっておりますし、外国人の買取の方は古物商許可も殆ど持っておらず、最初に高い金額を伝え「不良個所」を見つけて減額していく買い方が多いです。
ここが傷んでいる!ここにキズがある!など言ってある程度の価格におさえる買い方です。
最初の金額と違うなぁ~となりますが、仕方ない売るか! というパターンです。
(もちろん、全てとは言いませんが・・・)
ですので、お客様の理想の価格と こちらの実際の買取金額と差が大きかったのですが、私の手一杯の金額を提示し 直ぐに持ち帰る条件で買取になりました。
(アワーは1262時間 年式の割にあまり回っていない方だと思います)
お客様は、最近中古のトラクターを買い求めており、近日納車されるので こちらを処分したい理由でありました。
国内販売は厳しいと思いますので、海外用に販売するつもりです。
ありがとうございました。