
先日買取して来ましたクボタのGL19のオイル漏れの修理を行いました。(画像は後輪タイヤ左を外した画像です)
これまで、ミッションオイルの漏れは、座席の下や 前輪周辺など何度か経験して来ました。
その漏れ方は、最初は少し滲むようになり、夏場の農作業をした後にサラサラしたオイルが数滴漏れ、オイルが冷めると漏れが止まる。
但し、そのうち徐々に多く漏れるようになります。
ミッションオイルは20L~40Lなど大量に入っておりますので、直ぐに無くなる事はないのですが、酷くなるとダラダラ漏れるようになります。
最近買取の多いGLシリーズは、漏れた痕跡がよくありますので、注意して見ながら買取しております。
お客様には、漏れる状態で使用している方も多いようです。

漏れている箇所を特定しました。(赤印の所です)
倍速ターンの切替レバーからのオイル漏れであります。
ここの「Oリング」の劣化が考えられますので部品を交換を行います。
Oリングはゴムの輪であり、どうしても経年劣化してきます。
ちなみにゴムの断面が「O」ですのでOリングと呼ばれ、「□」ですと角リングと言います。
ここの切替レバーを引き抜き、新しいOリングを装着します。

こちらが交換した「Oリング」になります。
ゴムに亀裂が入っており、オイルが漏れておりました。
交換後は洗浄し、一応 数日様子を見てみましたが、オイル漏れは止まったようです。
これで作業は終了です。
今回の修理は比較的簡単な方だったと思います。
私は買取が忙しいので、あまりに時間を要する場合には知人に修理依頼をしてしまいます。
その方が効率がいいので。
こちらのトラクターは、洗浄しオイル交換を行い、販売します。
ありがとうございました。
前回、KL50の前輪タイヤのオイル漏れ修理の記事はこちらになります。
こちらもご覧ください。
https://agricco-next.com/archives/3736