農機具買取の査定ポイントは、ほぼ共通している点があります。
年式が新しい>年式が古い 使用時間が少ない>使用時間が多い 故障個所が無い>故障個所がある 見た目がキレイ>サビや見た目が悪い
人気のある機種>それ程人気が無い タイヤの減りが少ない>タイヤが減っている クローラーにひび割れがある>ひび割れが無い クボタ・ヤンマー>イセキ・三菱 など (この場合、左側が査定価格が高い事になります)
農業も進化しておりますので、古い農機具の小物(背負い式動力噴霧器・ガソリンエンジンポンプ・播種機・育苗機など)は買取にならない場合もあります。

(トラクターの査定ポイント)
メーカーと型式および、使用時間でだいたいの金額が決まります。
メーカーはクボタ・ヤンマーは比較的高い傾向があります。
型式が分かれば、おおよその年式が分かりますので、10年前の機種か?20年前の機種か?判断出来ます。
それから大事なのが、使用時間(アワー)です。
車やバイクは走行距離で何キロ走ったか表示されますが、トラクターやコンバインは、エンジンの可動時間を累積して表示しています。(重機・フォークリフト・船舶もアワー表示です)
トラクターの場合、3000時間を超えるとおおよそ寿命と言われますので、「1000時間以内なら、まだまだこれから」「2000時間以内なら、まだ充分使える」「2500時間を超えたなら、もう少しかな」となります。
ディーゼルエンジンは長持ちしますので、3000時間を超えても オイル交換など日々メンテナンスしていれば使用できますが、年式的に部品の生産が終わっている可能性が高く、故障の場合修理が出来ない場合もあります。
農家さんも分かっているので、1000時間を超えていると「何だ1000時間超えているのか!」とか、2000時間を超えていると「2000時間も乗っているのか」などと言われ、2500時間以上のトラクターは、国内では販売しにくくなります。
2500時間以上のトラクターは、海外ルートで販売するか、国内の場合「畑を少しやっていて、たまに使うからそれでいい」という方に販売します。
それから、キャビン付の場合、エアコンがしっかり効くか?効かない場合は修理代が かなりの高額になりますので、その分減額になってしまいます。

(コンバインの査定ポイント)
トラクター同様に、使用時間が目安です。
一般的に、1000時間を超えますと、稲刈りをするコンバインとしては買取しておりません。
どこの買取業者さんも、部品取りとしての買取になると思います。
コンバインは、消耗部品が多く、その部品も高額で悪い所を直したら、50~80万もかかったなど普通です。
クローラーは1本10~30万もしますし、クローラーがダメになっているならば、それなりに使用している訳ですから、それを機会にコンバインそのものを買い替える方も多いです。
インターネットで1000時間を超えているコンバインも販売されておりますが、これはお勧め出来ません。
刈取り部、脱穀部、排わら処理部、米排出部、エンジン、走行部、クローラーなどなど、全て動作確認と目視して判断します。
それでも、実際稲刈りしてみないと正常か分からないのです。
800時間を超えている場合には、リスクを考え あまり高い買取にはならないと思って頂いていいでしょう。

(田植え機の査定ポイント)
上記2点同様、使用時間でおおよそ判断します。
古いタイプや小さいタイプには、アワーメーターが付いていない場合もありますが、最近の田植え期にはアワーメーターが付いております。
私、個人的な目安は、400時間以内なら買取対象、6~700時間なら慎重に考え、1000時間に近いならば、買取しない状況です。
1000時間は、寿命と言えるでしょう。
コンバインほどの消耗部品は少ないですが、1000時間使用するとなれば、何年も経過しており 故障リスクも高く部品も手に入らない可能性があります。
チェックポイントは、エンジン始動・前進の走行、植付部の動作・苗送り状況 などを見ます。
田植え機も、実際植えてみないと しっかり植えられるのか分かりませんので、買取する場合慎重になります。
いずれにしても、販売した場合 責任も伴いますので、安くてもリスクのある農機具はあまり買わないようにしております。
不具合があり、修理して赤字になった事も経験しております。
農機具を買取する時も、販売する時も、「正直に・誠実に」対応したいですね!
ありがとうございました。
秋田県の農業離れと農機具の行方・地域農業を支える中古農機具の役割について書いた記事はこちらになります。
こちらもご覧ください。
https://agricco-next.com/archives/4969



