普段は農機具の買取をメインの仕事にしているのですが、小屋を片付けたいと言う依頼で、穀物乾燥機の解体処分と、籾摺り機の引き取りを行ってまいりました。
乾燥機は容量にもよりますが、大きく高さがあります。(石数が大きくなれば、どんどん高くなります)
また上部には重いモーター等の部品が付いており、側面には昇降機 下部はバーナーや大型送風機も付いておりますので、
解体するには危険であり 不慣れな農家さん一人で解体するのは無理だと思います。
穀物乾燥機の総重量は1tを超えます。
農機具買取業者さんが、トラクターやコンバインを買取って行きますが、穀物乾燥機の解体は2~3名の人員で数時間かかります
ので割に合わず、残して行く事も多くあります。
農家さんにしてみれば、一番じゃまな乾燥機を持って行って欲しいハズです。
また、解体処分に相場では5~8万かかりますので、だったらそのままで良い と言ってしまう農家さんもいると思います。
解体の流れは
・上部の天板及びモーター類を外す
・昇降機を外す
・側板を外す
・下部バーナー部はキャスターが付いているので、そのままトラックに積み込み
簡単に言えばこんな感じです。
先に述べておりますが、はしごを使っての高所作業になりますので、とても危険です。
重いモーターを下すにも、自分が転落しないように慎重な作業が求められます。
(参考までに、別の乾燥機上部パーツです)
ちなみに当方では、良心的な価格で買取します農機具で相殺し乾燥機の解体処分を行っております。
籾摺り機はサタケのGPSシリーズ 3インチタイプでありました。
キャスターが本体の真ん中に付いていて、側面レバーでそのキャスターを上げ下げ出来ます。
移動の際はキャスターを出して力で移動し、使用時はキャスターを収納し水平して使用します。
籾摺り機の重さは、通常350kg前後ですので、大人2人で移動できます。
乾燥機の移動からすれば簡単な方です。
最後にトラックに積み込みですが、こちらも気が抜けません。
何百キロもある鉄の塊を吊っておりますので、もし落ちてしまったら大惨事になります。
なんとか無事に積み込み終了です。
今回は、お金は一切頂いておらず、ほぼ無料です。
「次回トラクターでも販売して頂ければ!」と伝え帰宅しました。
買取すべき農機具がございましたら、乾燥機の解体処分費を相殺しますのでご用命下さい。