修理・メンテナンス

農家様が出来る田植え機のメンテナンス(ガソリンエンジン)

田植え前には、田植え機のメンテナンスを行いましょう。

実施すべき項目は
・オイル交換
・使用時間によってはオイルフィルターの交換
・バッテリーチェック及び充電
・植え付け部の動作確認と注油グリスアップ
・植え付け爪の摩耗確認

などが、最低限必要です。

(バッテリーチェック)
エンジンが問題なく始動するのであれば良いのですが、使用していなかった期間がながければ、バッテリーが弱っている場合があります。
セルの回り方が弱い、エンジンがかからない時は、バッテリチッカーで確認し、エンジン始動に必要な電圧が無ければ、
充電します。
もし、充分に充電しても電圧が低い、もしくは数日後に電圧が下がってしまうのであれば、バッテリーの寿命が来ておりますので、交換が必要です。
(注意)バッテリー液が入っていない状態での充電や過充電は、火災の原因になりますので、バッテリーの注意書き・充電器の説明書を確認して下さい。

下記画像はフルの緑ランプが何とか点灯しておりますので、大丈夫です。

(エンジンオイル交換)
使用時間100時間毎に交換が必要です。
エンジン下についておりますドレンボルトを外し、オイルを完全に抜きます。
「エンジンを温めてから抜く」と言われる方もおりますが、熱いと火傷する可能性がありますので、お勧め出来ません。
各メーカーでもエンジンが冷えている状態でオイルを抜く事を推奨しております。
田植え機説明書にあります、オイル量を給油口から補充しますが、一度に全て補充せず約7~8割を入れて、オイルゲージを見ながら調整します。
オイルゲージの上部になるように補充します。
主に10Wー30のオイルを使用する事が多いです。
(使用します環境によって違いますので、こちらも説明書を確認して下さい)

・エンジンオイル以外のオイルは交換時期が来ましたら、プロにお任せした方が無難です。

(植え付け部のグリス注入)
植え付け爪の後ろにグリス注入口がありますので、クボタの場合黒いゴムキャップを外し、そこから専用のグリスを入れます。
意外と知らない方も多く、重要箇所ですので必ず実施して下さい。

(植え付け部の動作確認)
一通り潤滑油を注入した後、植え付け部の動作確認を行います。
走行ギアをN(ニュートラル)にし、植え付け部を上部に固定して 植え付け部のレバーを入れます。
最初は低速で動かし、異音や動作に問題が無ければエンジン回転数を上げてみます。
ここでも異常はなければ、植え付け部の点検は終了です。

,メンテナンスにつきましては、メーカー説明書に詳しく記入されております。
知識向上の為にも 簡単な整備点検をおすすめしますが、不安がある場合は修理店に依頼しましょう



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