買取り実績

オーレックのスパイダーモア・SP852Fを買取して来ました(秋田県由利本荘市)

(今回、買取しましたオーレックのスパイダーモアの画像です)

ご連絡を頂きまして、「最近はあまり使っていないし、今後も使わないので買取見積して欲しい」とのお話しでした。
他社に買取見積をしており、幾らかでも高く販売したいようでした。

ある程度、希望価格を聞いておりましたので、現在の販売価格からすれば かなり利益が少ないのは分かっていたのですが、お客様の要望に応えたい気持ちもあり、見積査定に伺いました。

拝見しますと、現行機種の一つ前の機種であり、汚れと一部サビはありますが使用頻度も少ないように見えます。
刈取り刃も交換してあまり使っていないとの事です。

正直私もスパイダーモアについて詳しい訳でもないのですが、分かる範囲で少し特徴を述べます。

(スパイダーモアは)
スパイダーモアは、畦や傾斜地でも密着して草を刈る自走式の草刈り機です。
車輪が鉄製で出来ており、それに突起が付いているので地面をしっかり捉え 傾斜地でも滑らず走行します。
ハッキリ断言できませんが、ほどんど4WD走行と思います。

モアの下にはロータリー式の刈刃が付いており、この刃が高速回転をして モアの下にくる草を刈る仕組みです。
ロータリーディスクは水平に回転しますので、刈取り後がキレイな状態になります。

(刃が4か所、合計8枚の刃が付いております)

更に、スパイダーモアには長いハンドルが付いておりますので、操作する方が斜面まで降りる必要がなく安全に使用できます。
普通の感覚ですと作業機は前に進むのですが、ハンドルを90度回転させれば、横方向に動き草刈りが出来る訳です。
どちらかと言うと、平地や斜面に向いており、あまり障害物がある所では使い勝手が悪いと思います。

(スパイダーモアの欠点2つ)
1、スパイダーモアは小型軽量に設計されておりますので、背が高い草や雑草の密集地ではパワー不足です。
作業箇所によっては普通の刈払機の方が向いている場合もあると思います。

2、刈取り高さの調整可能ですが、ある程度低く設計されているので地面がデコボコしている所や、柔らかい場所では刈刃が地面にあたってしまい機械を痛めてしまう可能性もあります。
その場合にも操作者の細やかな融通が利く、刈払機を併用する方が望ましです。


(ウイングモア)
似た自走式草刈り機で、ウイングモアがありますが、これは用途が違います。
ウイング=翼 であり刈刃が2つに分かれており、こちらを調整する事で、畦を走行しますと平面と斜面を同時に刈り取る事ができます。

ちなみに田んぼの水が多い場合には、水も跳ね上げてしまいます。
また、タイヤに突起物はありませんし、ハンドルも固定ですので斜面部分が長い箇所での草刈りには不向きです。

平地を刈り取るには、どちらも楽で便利な機械だと思います。

(こちらの画像は共立ウイングモア)

簡単ですが、これらがスパイダーモアとウイングモアの特徴です。

今回は購入せず帰る事も考えましたが、時間とガソリンをかけ伺った訳ですので、お客様の要望価格で買取する事にしました。
アイドリングが安定していないので、修理し販売します。

以前、共立のウイングモアを購入して来ましたブロブはこちらになります。
ご覧ください。https://agricco-next.com/archives/2988

ありがとうございました。



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