
12月に知人のお客様から、「ハウスの中を耕起したいので、小型のトラクターは無いか?」と言う問い合わせがありました。
良く話を聞きますと、友人から頼まれ私に連絡をくれたようです。
少し前に32馬力のトラクターを販売した際、下取りしました小型のトラクターがあり、整備中でしたが紹介しました所、購入したいとのお話しでした。
現在、秋田県内のトラクターの台数も減少しており、中古で購入できるトラクターも少なくなっております。
まして、小型のトラクター自体が少なくなかなか貴重になっております。
お電話を頂きました時は、ロータリー上昇に不具合があり、そちらを修理完了してから販売・納品する事になりました。
前のブログでもあげましたが、こちらはロータリーの上昇が徐々に出来なくなりまして油圧ポンプの不具合か、ミッションオイルの詰まりや劣化・減少が考えられます。
急な不具合でなく徐々に上がらなくなりましたので、オイル詰まりや減少ではないか?
これまでエンジンオイルは交換しても、ミッションオイルは長期間交換していないのではないか?と思い まず一番に考えられます
「ミッションオイルとフィルター交換」を行いました。

(座席下に給油口があります、入れにくかったので座席を取り外し給油しております)
オイルはクボタの油圧・ミッション兼用の「スーパーYDT-2」どのようなオイルなのか?詳細は残念ながら分かりませんが、私が使用しますオイルで一番高いオイルです。
作動油としては、もっと安いオイルがあるのですが、クボタ純正を入れました。
エンジンを始動し、少し待ってからロータリーアップをしましたらバッチリ上がるようになりました。
動きも正常です。
あとは、オイル交換をし、塗装痛み部分は素人ながら補修スプレーで手直しをしました。
クリアーもたっぷり吹いて、艶も出てきました。
細かい事を言いますと未だ不具合がありますが、耕運作業には問題がありませんし、手を掛ければ掛けるほど販売価格も上がってしまいます。

(アワー583時間、トラクターとしてはまだまだ使えます)
土汚れをキレイにし少しワックスもかけて、積載車でお客様宅に配達納品いたしました。
お客様は、「あちらこちらに問い合わせたが、程よい大きさのトラクターが無かった!これはちょうどいい」と喜んで頂きました。
トラクターは、まだまだ活躍してくれると思います。
ロータリーが上がらない修理の記事は下記になります。
こちらもご覧ください。
https://agricco-next.com/wp-admin/post.php?post=3548&action=edit
ありがとうございました。