電話で田植え機・コンバイン・トラクターの買取見積を頂きまして、当日の夕方に伺いました。
電話では、年式は古いし、型番は分からないとの事でした。
先ずは、トラクター はイセキのTS3110で2輪駆動。
エンジンは直ぐにかかりまして、問題は無さそうでしたが、型がそれなりに古いです。
正式型番は、TS3110F「耕太」の愛称で、31馬力 1977年から発売されているようですので、45年位前のトラクターです。
他のメーカーで言いますと、クボタならLー1801 ヤンマーならYM1500 あたりとおおよそ同年代だと思います。
年式的に国内での販売は厳しく、こちらは海外販売用に値段を付けます。
コンバインはフロンティア25、型番はHA25GーAWDであり、24馬力の3条刈りグレンタンク式でタンク容量は720Lです。
1995年に発売されておりますので、28年位前のタイプで、主変速はHST(無段変速)、倒伏起こしが付いております。
ただ、こちらも年式が古く部品も確保できない訳で、使用できるコンバインとしては買取が出来ません。
田植え機は、イセキの6条植え機
サビも多く田植え中に故障されても困りますし 部品も確保出来ないので、こちらはスクラップとなります。
(通常、田植え機はプラスチックの部品が多く、スクラップとしても引き取り致しません、今回農機具が多数ありましたので特別引き取りです。)
それから、予定には無かったのですが、共立のスピードスプレィヤー(果樹用消毒機械)も一緒に買取となりました。
お客様は2台お持ちで、こちらは「使えなくもない」と言っておりましたが、ずうっと使っていないのであれば、何かしらの問題があると思います。
ディーゼルエンジンが2基付いております。
エンジンはかかりましたが、耐用年数が7~10年と言われておりますので、こちらも部品取りになってしまいます。
農機具の買取は、「再販出来るのが第一の条件」であり、もし販売出来ない機種は部品取りかスクラップになります。
国内販売した場合には責任もありますし、販売後の苦労も多いです。
田植え機は、植えてみないと分からない コンバインは、稲刈りしてみないと分からないのです。
農機具の中古を買われる方は、予算の範囲で出来るだけ「新しく」「使用頻度の少ない」「キレイな」タイプを希望されます。
当然と言えば当然で、私が買うとすれば、やはりそのようなタイプを望みます。
今回も出来るだけの金額を出して買取になりました。
ありがとうございました。