年式は古いのですが、この時代のトラクターは板金も厚く、丈夫な作りのトラクターです。
イセキの農機具は美しいブルーカラーです。
お仕事中に突然お邪魔したのですが、快く応じて下さいました。
予熱を行いエンジンは一発でかかり、ロータリーの上下や回転等も全く問題ありませんでした。
タイヤもひび割れが無く、良い状態です。
デコンプ(デコンプレッションの略)が付いたタイプで、以前のトラクターやコンバインなどディーゼルエンジンには付いておりました。
(イセキでは説明書にエンジンストップノブと記載)
エンジン停止の際は、イグニッションスイッチを切ってもエンジンは回り続けるので、シリンダー内の圧縮を抜いてエンジンを停止させる機能です。
このレバーを引いてエンジンを切るのです。
イグニッションスイッチを切ってからレバーを引いてエンジンストップが普通で、別に逆でもいいのですが、昔はスイッチの切り忘れをする方もいたと思います。
セルモーターが付かない、昔のディーゼルエンジンの耕運機にも付いておりました。
耕運機のエンジン始動は「デコンプを使い、始動用のクランクハンドルを力強く回して勢いを付け、デコンプを切る!」
一発で始動すればいいのですが、始動しない場合は、再度この重労働を行い、農作業前から疲労困憊しておりました。
話が少し逸れましたが、懐かしい思い出です!
60代以上の農家さんなら良く共感して頂ける事と思います。
あれ、このトラクターマフラーが無い!ではなく、通常縦に付いているマフラーが横に付いており、縦横兼用マフラーになります。
ハウスにぶつかる!果樹園では邪魔!小屋に入らない!などを解消するために付いている機能で45度角度を変える事が出来ます。
今回も気持ち良いお取引が出来ました。
お客様はもちろん、ご紹介して頂きましたお客様にも感謝しております。
ありがとうございました。