株式会社ササキコーポレーションは、青森県十和田市にあります、農業機械・環境機械を製造販売しております会社です。
代かき機、あぜぬり機、施肥機、にんにく植え付け機などの農業機械は有名ですが、その他に、圧縮梱包機、木質バイオマスボイラー、電動ラッセル(除雪機)なども販売しております。
今回買取しましたブロードキャスター(肥料散布機)は、私も長年使っているタイプと同じシリーズで、シンプルな構造で故障が少なく、使いやすい散布機であります。
最近では、トラクターのフロント部分に付けて耕起作業時に散布するタイプが多くなりましたが、私はまだ使った事がありません。
別名フリッカーBF203は
積載量 200L
適応馬力 15~30PS
散布方法 フリッカー
PTO 540rpm以下
散布肥料 大粒、小粒状、有機肥料は不可
散布巾 粒状8~12m 砂状6~8m 粉状5~6m
作業速度 4~8km/h
全長1190mm 全巾1160mm 高さ1000mm 重量120mm になります。
肥料散布は、PTOを540rpmにし、散布機のシャッター開閉とトラクターの走行速度で調整します。
風の影響も考慮し散布幅を考えますが、私の場合シャツターをあまり開かず少ない量で何度も走行します。
慣れてくると効率的に散布出来ると思いますが、元肥散布はとても重要で、もし一度に大量に撒いてしまった場合には回収不能ですのでそのようにしております。
ちなみに
6km/hの車速で、化成肥料を10a当たり50kg散布したい場合 散布幅を11mとすると、10aの散布に要する時間は
1000㎡(10a) 1000㎡
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー = ---------------------- × 60分 = 0.909分 = 55秒
11m×6km/h 11m×6000m
になるそうです。
持論で繰り返しになりますが、シャツターをあまり開けず、何度も走行するのが無難です。
その分時間はかかりますが、失敗しない施肥法です。
シャッターの開度目盛と散布量は、肥料の種類によって落ち方が違ってきますので、あくまで目安と考えてるべきです。